こんにちは、福田です。4月から娘が小学一年生になり、“初めての夏休み”がスタートしました。仕事に家事、さらにはまだまだ手がかかる保育園生の息子の世話…。
正直、6月くらいから「夏休み、どうやって乗り切ったらいいの…」と戦々恐々としていました。私が子どもだったころは、近所のお兄ちゃんお姉ちゃんと適当に遊びに行ったりしていたもんですが、さすがに新一年生にはハードルが高い(子どもだけで川遊びなんかしていたけど、親になった今ではゾッとします)。
我が家では、学童・実家(幸運なことに、うちにはスーパーばぁばがいます)・私の3パターンで子守りをローテーションしています。ここで問題になるのが、何をさせるか?ということ。暑いからといって、家でずっと映画やゲーム…というわけにはいきません。
そこで活躍しているのが「波佐見町 夏休み子ども体験講座」!今年は19のプログラムがあり、無料もしくは材料費のみで受講ができます。夏休み前にこのリストを見ながら、娘の興味があるものに申し込みをしました。
ということで、先日「われら べんざら調査団」に参加してきました!このプログラムは町の教育委員会の開催で、学芸員の中野雄二さんが講師です。
(中野さんのインタビュー記事はこちら)
“べんざら”とは、やきものの破片(陶片)をいいます。昔は、使い物にならない失敗作などを川にポイポイ捨てていたそう(すごい時代 笑)。そして、その捨てられた器が流れ流れて角を落しながら下流へ進んで今も眠っているとのこと。
「江戸時代のべんざらもあるからね〜」と中野さん。子どもたちものやる気がアップします。
20分ほどで袋いっぱいに“べんざら”を集め、最後は中野さんのもとへ。
紙のうえに集めた破片を広げると、中野さんが手早く仕分けしていきます。
「これは最近のだな。明治、おお、これは江戸時代。これは中尾山の窯元のもの、お、三股から流れてきたものもあるよ」
中野さんの頭の中はどうなっているんでしょう??一目で鑑定し、べんざらを分けていきます。土の素材、厚み、模様などから時代が分かるそう。
「これはお殿様への献上品ですね!」
献上品もすごいけど、それが分かる中野さんがすごい!!笑
暑さもあり予定より早い撤収となりましたが、娘は大興奮!波佐見らしい体験講座に、「おもしろかったねぇ!」と大喜びでした。
このほかにも、いくつか講座を受講予定です。また報告しますね。
〜おまけ〜
ゆるかわいい唐子模様もありました。唐子といえばお隣の三川内焼のイメージだったんですが、波佐見でも描かれていたんですね。