iktsuarpok|イクツアルポーク

移住者が伝える、波佐見への移住

Category

{連載}フリーカメラマン・杵嶋宏樹さん「翼をください」 epi.11 福田いいちこさん

▲いいちこさんの見ている景色

波佐見町を紹介するときには、「やきものの町」という表現がよく使われます。煉瓦造りの煙突があると、陶磁器を焼く窯のある「やきものの町」というイメージがわかりやすく伝わるかなと探して写真を撮っています。

いいちこさんとの待ち合わせ場所は、僕が以前から煙突のある風景でいいなと思っていた橋の近くでとお願いしました。2月の初めは寒い日が続き、2日前には波佐見町では珍しく雪が積もるほどに降りました。雪景色の中での撮影ができれば奇跡でしたが、あっという間に白い景色はなくなってしまいました。それでも、雪の解けずに残っているところを見つけると、ここは太陽の届かぬところなのかと、よく頑張ってるなと雪の生存者に語りかけながら、いいちこさんに会いに行きました。

風景を見ていると仕事や家事などの日常とは脈絡のない世界に、いきなり遭遇する楽しさがあります。道端の雪に会釈するようなこともそうですし、偶然目の前を通り過ぎた日産マーチに中学生時代の記憶を呼び起こされたりするようなこともあります。

撮影を終えて、いつもの散歩道をご自宅まで帰りながら、いいちこさんのお話を聞かせてもらいました。いいちこさんが家の中でよくいる場所をお聞きすると、1階の道路に面した大きな窓の窓際で、よく外を見ているというお話でした。
いいちこさんも風景を見る楽しさを知っているのかもしれません。空から降ってくる白い雪の大群が世界を覆い尽くす姿を応援しているかもしれないし、偶然目にした出来事に触発されて、誕生日にお母さんが作ってくれた納豆とお芋のケーキが閃くのかもしれません。


書き手/カメラマン 杵嶋 宏樹
1979年神奈川県出身。2000年「東京工芸大学 芸術学部写真学科」入学、2004年卒業。「広川事務所」に就職し、写真家・広川泰士氏のアシスタントを務める。29歳に独立し、ラジオ番組のスチールや雑誌など関東を中心に活動。2023年12月に波佐見町へ移住。

杵嶋宏樹さんの作品や最新情報
tumbler
Instagram

連載「翼をください」のはじまりの物語はこちら

Tagsタグで知る波佐見の移住

食品サンプル 古民家民泊 長崎の子育て 生地屋 二拠点 ウエノアイ 空き工房バンク 嘉麻と波佐見 鴨川市釜沼 子育てレシピ noribe 移住 モニターツアー 波佐見観光 スタジオワニ シェアハウスで暮らす 嘉麻市 田舎で子育て 波佐見の子育て 地域商社 まるやまももこ ウラベメグミ studiowani イクツアルポーク波佐見 福岡あずさ スリップウェア体験 ウェル洋光台 移住者の話 子連れ旅 夏休み子ども体験講座 地方移住 波佐見お試し住宅 犬のポートレート 波佐見焼 空き工房 oniwa 嘉麻市の作家 波佐見 iktsuarpok ながさき暮らし 移住相談 空き店舗 小松知子 佐世保コンベンション協会 型屋 翼をください 波佐見空き工房バンク 金継ぎ教室 子どもの常備菜 杵嶋宏樹 空き家 ながさき移住サポートセンター 長崎求人 イクツアルポーク 中尾山 福岡梓 移住リサーチ 長崎子育て 長崎空き家 波佐見の移住 波佐見求人 ワークショップ 中野雄二 補助金 ご当地マグネット 波佐見移住 管理栄養士のレシピ mame. 紀窯 駄菓子屋 ワーケーション hasamilife 窯元めぐり 連載 移住者インタビュー 時短レシピ Iターン お試し住宅 波佐見空き家バンク 波佐見焼ができるまで みんなのアトリエはざま Jターン YOKAワーケーションツアー ピカピカ泥だんご 長崎移住 Uターン 長崎金継ぎ教室 波佐見の新しいお土産 西海陶器 移住ガイド 嘉麻と波佐見の作家市 波佐見空き家 maruiko 子連れ歓迎