「波佐見空き工房バンク」には、いろんな方が移住相談に来てくださいます。ものづくりをする作家さん、カフェを始めたい方、老後の移住を考えている年配のご夫婦…。「なにかお役に立てれば!」と思いお話を聞いているのですが、みなさんの人生のお話が面白くて、逆に私の参考になることばかり(ダメなやつ)。
そんななか、先月とっても素敵なご家族が来てくださいました。そのご家族が利用したのが、長崎県が行なっている「キャンピングカーによるラクラク移住先探し」。キャンピングカーで長崎県のいろんな街を巡り、暮らし・仕事・環境などを見てまわるというもの。長崎県への移住に興味がある県外の方なら、どなたでも利用ができるというとても便利な制度です。
それを利用して波佐見に立ち寄ってくださったのが、福岡さん一家。夫の達也さんは「YADOKARI」(説明が難しいのでリンクを見てみてください!とってもユニークな会社です)に勤務していましたが子どもが生まれたのを機に育児休暇をとり休業中。妻の梓さんはなんと、日テレベレーザでプロサッカー選手をしたり芸能事務所でマネージャーをしていたという職歴渋滞のめちゃくちゃ魅力的な女性!
波佐見町への移住も検討していくれているということで、波佐見町役場でお話をしたのでしたのですが、その時に私の心にひっかかったのが「今は、横浜のシェアハウスで暮らしています」というお話。
みなさん、シェアハウスと聞いてどうですか?
わたしは正直に言うと
「え!?シェアハウス!多数の他人と一緒に暮らすなんて、絶対無理なんですけど!だって、キッチンもトイレもお風呂も共有でしょう?絶対ストレス溜まる!!!喧嘩しちゃう!!!」
です。
だって、夫と暮らすだけでも
「なんでゴミ箱がいっぱいで溢れてるのに片付けんの!?」とか
「麦茶なくなってるなら作れよ!」とか
「風呂上がりは換気扇まわしてって、何回も言ってるでしょ!!」とか
(あぁ、書き出したらキリがないし、並べてみたらしょうもないことばかり 笑 こんなことでイライラしてごめんなさい。)
とか不満が溜まるんです。(一応、言っておくと仲良く暮らしています。)
でも、福岡さん一家が帰って、おふたりの言葉を思い出して少し考えてみました。
「子どもを、ほかの住民のお母さんと一緒に面倒みたり」
「いろんな国籍、いろんな考えの人がいるから、それも面白くて」
「自然と集まって、みんなで食事したり」
うん。見てみないと分からない。
というか、見てもないのに「絶対無理!」とか決めつけるの一番ダメなやつ!
ということで、ちょうど東京に旅行に行く予定があったので、福岡さんの住むシェアハウス「ウェル洋光台」に行ってみたのでした!
つづく…