平日11時〜18時で、波佐見と有田をめぐる初心者向けショートトリップ。ついに後半の有田編です。
(前編はこちら・中編はこちら)
中尾山を16時に出て、残り2時間は有田を少しだけ散策しました。目当ては2軒!「今村製陶町家 磁今 jikon」とセレクトショップ「bowl」です。
●16時20分「今村製陶町家 磁今 jikon」
有田焼といわれると、真っ白な肌に細かな絵付けが施されたものをイメージされる方も多いのではないでしょうか?そのイメージのまま「今村製陶」さんに来ると驚かれるかもしれません。
平戸藩の御用窯として始まり、十二代が有田に窯を移したという長い長い歴史をもつ「今村製陶」さん。
白、ではなく“生成りの白”の肌が特徴の今村さんの器。JIKONをはじめるにあたり、磁土や釉薬を見直し、このような素材感のある風合いにたどり着いたそうです。
器だけでなく、照明も手がけられています。これがもう素敵。アンティークさも感じられるデザインは、和室であればモダンさをプラスしてくれます。磁器から透ける光がとても温かい。
什器、建具、飾られている小物…。町家をリノベーションした店舗も見ものです。
二階には、有田にちなんだ作家さんの器がセレクト。この日は、ユニークな絵付けの女性作家さんの器が展示されていました。
オープンは11時〜17時(火曜日定休)。夕暮れの時間に行くと、照明のぬくもりが際立つのでこれくらいの時間に行くのが個人的には大好きです。
さて、ついつい長居しながらも最後の訪問先へ。
●17時「bowl」
bowl(ボウル)は、今年の4月にオープンしました。築100年の陶磁器商家をリノベーションした店舗には、全国各地の良品がセレクトされています。
写真で伝えられないのが残念ですが、ここもまた素敵な雰囲気!営業が18時までと、この地域では遅めの設定なのも嬉しいところ。
さて、11時に波佐見をスタートし、最後はちょこっと有田(波佐見ひいきでごめんなさい)も訪問のこのコース。駆け足になりましたが、参考になりましたでしょうか?ポイントは、平日&車です!日曜日だと窯元のショップはおやすみしているところも多いです。ぜひ、平日に、そして車でお越しください!
《補足》
本当はもっともっと良いとことがあるのですが、今回のゲストの要望を聞いて、今回はこの行程でご案内しました。波佐見・有田のほかの魅力は、また少しずつご紹介していきますね。