iktsuarpok|イクツアルポーク

移住者が伝える、波佐見への移住

Category

{連載}フリーカメラマン・杵嶋宏樹さん「翼をください」 epi.8 藤田翔生(とき)さん

▲藤田翔生(とき)さんの見ている景色

狩猟犬として波佐見町に暮らす犬がいると、先月撮影させていただいた丸田さんから話を聞いて、今月は甲斐犬の翔生さんにお会いしました。

日本の狩猟には猟の期間が法律で定められていて、その解禁日は毎年11月15日で、日の出から日没までと時間も定められているのだそうです。日の出と日没の時間というのは、写真家の僕にとっても、撮影のときには気にかけていて、屋外での撮影で光を考えるときには重要です。目の前の風景が太陽の位置によって、どのような表情に変化するのかを読み解いて想像します。

僕の見方とは違って猟師の目線で自然を見るということが、どういうものなのか知りたくて、たくさんのお話を聞きました。

藤田さんが狩猟に興味をもったのは、そこに本来の日本犬の姿があるからということでした。本来の犬の姿と言われてみれば、教科書だったか、博物館だったかで縄文人と犬とが一緒に生活をしていたと説明されていた記憶が僕にもありました。けれども、そのように勉強しても、僕にはそこに本当の想像ができていませんでした。藤田さんには犬との暮らしが見えたんだと思います。そして、本来の日本犬の姿、人と犬との狩猟での暮らしに憧れるようになったんだと思います。縄文時代に想像をひろげてみると、彼らもやっぱり、日の出とともに狩場まで出かけていき、日没までに帰り着くように、自然を読みながら猟をしていたんじゃないかなと思います。

この冬、いつかどこかで日が沈む空に気が付くことがあったら、もしかしたら、そろそろ翔生さんが猟を終える頃合いだなと思いを巡らせてみると、同じ瞬間に自分の時間とは別の時間があることを感じられると思います。さらには、縄文時代へと旅することもできると思います。


書き手/カメラマン 杵嶋 宏樹
1979年神奈川県出身。2000年「東京工芸大学 芸術学部写真学科」入学、2004年卒業。「広川事務所」に就職し、写真家・広川泰士氏のアシスタントを務める。29歳に独立し、ラジオ番組のスチールや雑誌など関東を中心に活動。2023年12月に波佐見町へ移住。

杵嶋宏樹さんの作品や最新情報
tumbler
Instagram

連載「翼をください」のはじまりの物語はこちら

Tagsタグで知る波佐見の移住

小松知子 まるやまももこ 波佐見の新しいお土産 ご当地マグネット 佐世保コンベンション協会 地方移住 スリップウェア体験 田舎で子育て ワークショップ 波佐見お試し住宅 長崎子育て 波佐見空き家 生地屋 maruiko 連載 駄菓子屋 モニターツアー 鴨川市釜沼 hasamilife 中尾山 長崎の子育て 犬のポートレート 嘉麻と波佐見 翼をください ワーケーション 型屋 移住 食品サンプル ながさき移住サポートセンター 移住ガイド イクツアルポーク 杵嶋宏樹 紀窯 ウェル洋光台 西海陶器 地域商社 嘉麻と波佐見の作家市 福岡あずさ スタジオワニ 時短レシピ 移住相談 嘉麻市の作家 子連れ歓迎 長崎求人 長崎金継ぎ教室 管理栄養士のレシピ 波佐見焼 嘉麻市 イクツアルポーク波佐見 Uターン 子連れ旅 Iターン Jターン 移住者の話 福岡梓 ピカピカ泥だんご 金継ぎ教室 ながさき暮らし シェアハウスで暮らす 空き家 子どもの常備菜 移住者インタビュー みんなのアトリエはざま 古民家民泊 iktsuarpok 波佐見 子育てレシピ 空き工房 中野雄二 波佐見観光 noribe 空き店舗 二拠点 移住リサーチ 波佐見の子育て 夏休み子ども体験講座 studiowani oniwa YOKAワーケーションツアー 長崎空き家 お試し住宅 長崎移住 ながさき暮らし相談会 波佐見焼ができるまで mame. 波佐見移住 窯元めぐり ウラベメグミ 波佐見空き工房バンク 波佐見求人 補助金 空き工房バンク 波佐見の移住 波佐見空き家バンク ウエノアイ