私は福岡出身ですが、5歳と2歳の子どもは波佐見産の波佐見っ子です。そんな子どもが突然、聞き覚えのない歌をうたいだしたのです。
でんでらりゅうば でてくるばってん でんでられんけん でーてこんけん こんこられんけん こられられんけん こーんこん
「え!?なんそれ!こわいこわい!!」
謎の呪文のような言葉を繰り返す歌。パーにした手のひらのうえに、親指やチョキにした指をかわるがわる置きながら歌っているところをみると、手遊びの童歌のようです。
にしても、私の地域では聞いたことない歌。子どもに「でんでらりゅう、ってなん??」と聞いたら「龍ばい!このあいだ保育園に来たやろ?」とのこと。「あぁ、でんでらりゅうって、あの蛇踊りの!!?」。なるほど〜、でんでら龍が出てくるか出てこないかって歌ね!長崎ならではの歌かぁ〜。と納得。
…と思いきや。この記事を書く上で調べてみたところ。
出て行けるものであれば、そちらに出かけて行くけれど 出られないので、行けないので そちらに行けないので、行けないので そちらには行きません、行きません
という訳なんだそう。あれ???龍は!?ねぇ、龍は!!?しかも「出られないので行きません」ってどうしちゃったの!?
長崎県の童歌であることは間違いないようで、一説には長崎丸山の遊郭の遊女が歌っていたという話も。そう思って歌詞をもう一度確認すると意味深ですよね。って、子どもの童歌 笑!
子どもには“でんでら龍”ってことにしときます。
{今日の一枚}