こんにちは、波佐見の福田です。少し秋めいてきましたね。秋はとっても短いので、うっかり冬を迎えてしまわぬように、敏感でいたいと思います。
さて、『嘉麻と波佐見の作家市』まであと1ヶ月もありません。少しずつPRをしているのですが、「これってどういう人選?」と何度か聞かれました。
それが狙いです。波佐見といえば!で誰もが思い浮かぶ波佐見焼のメーカーではなく、「え!?こんな人が波佐見に!?」な多ジャンル人選です。あれ?出展者に失礼な感じになってます?違う違う!!真意を上手に伝えにくいのですが、簡単に言うと
「ねえ?波佐見にこんな面白いひといるの知ってた?」っていう自慢です。
さて、前置きが長くなりましたが、波佐見の出展者4人目はウラベメグミさんです。
人のアトリエを訪ねるのって、どうしてこんなにも面白いのでしょう!みなさん「散らかっててすみません」とか「写真を撮るようなところじゃないですよ〜」と言いますが、どこを撮っても面白い。「え?これは写真に撮れんばい!」なんてことには一度もなったことありません 笑!
メグミさんのアトリエもそう。実家が生地屋をされていて、その生地工房の二階に自室が設けられています。
飾ってあるものをひとつひとつを眺めていると、あっと言うまに時間が過ぎていく面白い空間!
窓ガラスにもイラストが描いてあったりと、そうですね…大人の子ども部屋みたいな。
さて、メグミさんは波佐見町出身。高校卒業後に、福岡の看板屋に就職、その後「絵を描く活動をしたい」と東京へ。7年間東京で個展やイベントの活動をした後、ニューヨークへ留学。3ヶ月間、絵の学校に通ったそうです。って、3行で書く内容じゃないですね。
メグミさんが波佐見に戻るまでの話を聞いたのですが、なんか面白いんです。めちゃくちゃ素直でいて、でも、すごく冷静な部分がある。
「東京はすごく居心地が良過ぎた。気の合う友達もいて、絵を描いて個展をしたり、クラブでライブペイントをしたり。でも、環境を変えたい。知り合いがいない土地で、絵と向き合う時間がほしいという気持ちがあって。」とニューヨークに短期留学に行くきっかけを話してくれました。
ニューヨークで絵の勉強をしたメグミさんは、2016年に波佐見に戻ります。「もともと、福岡にいるときも、東京にいるときも、いつかは波佐見に戻るつもりだった」とか。
波佐見に戻ってからは、家業である生地屋の仕事をする傍、絵を描く活動も続けています。
波佐見に戻ってから、描くものが少し変わってきたそうです。モチーフにするのは、食べ物や植物など身近なもの。「お母さんが畑をやっていて、そこで採れた野菜を描くことも多い」そうです。
「嘉麻と波佐見の作家市」では、額入りの原画のほか、ポストカードやステッカー、作品集、Tシャツなどを販売。まだ企画中ではありますが、ワークショップも開催予定です!このことは決まり次第、またお知らせしますね。
嘉麻と波佐見の作家市
会場/西の原 モンネポルト(長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4)
日程/9月29日(日)
時間/11時〜17時
入場/無料