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移住者が伝える、波佐見への移住

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【嘉麻と波佐見の作家市】波佐見町出展者2/アトリエ ビスク

こんにちは、波佐見の福田です。嘉麻担当のmaruikoちゃんに「週一でそれぞれブログをアップしよう!」と言ったくせに、自分で決めた締め切りに首を絞められ気絶しそうになっています。

さて、波佐見町出展者2人目は「アトリエビスク」さん。もし「アトリエビスク」と聞いてピンと来た方、それはそれはとっても!波佐見ツウです。

というのも、「アトリエビスク」のアトリエがオープンしたのは今年7月。まだ2ヶ月位しか経っていないんです。とはいえ、波佐見の新参者ではないですよ!

おひとりでされているので、訪問は完全予約制です。

「アトリエビスク」を聞いたことがなくても、「松原工房」と聞けば多くの方がお分かりになるのではないでしょうか。松原工房は、波佐見町にて10年活動していた女性二人組の陶芸家ユニット。そして、「アトリエビスク」の太田さんは、松原工房で生地や窯場を担当されていました。

今年、松原工房としての活動を終え、新しいスタートを切った太田さん。独立を機に、ご自身のアトリエもオープンされました。

本業は生地屋(やきものの生地を作り、窯元や作家に卸す)の太田さん。なんと有田・波佐見では、女性は各1人しかもっていない“ろくろの一級技能士”の資格も持っています(これ、とても難しい資格だそうです!さらに、伝統工芸士の資格までも!)。

日本酒や果樹酒を飲むときに使いたい小ぶりなリカーカップ。まだ素焼きの状態でしたが、9月のイベントまでには完成し販売予定だそうです。

太田さんの作る生地は、とても形が洗練されています。持ちやすい、軽い、美しい。
でも、波佐見という産地では、それだけではいけません。もうひとつ大事なこと、それは…

スピードです。量産と得意とする波佐見では、手作りの生地であっても早さと数が求められるのです。その技術を習得するため、太田さんは故中村平三氏に師事し、ろくろの技術を鍛錬していったそうです。

これが手作りなんて!綺麗すぎます。

太田さんは生地業の傍、自分の作品づくりも行なっています。イメージしているシーンは“日常の、でも少し背伸びをしたときに使う器”。

例えば、お客様が来たときに、上等な玉露を少しとか(きっと、この磁器の白にお茶の緑が映える!)。

ふたりで食事をするときに食卓にグリーンをとか。飲み物をピッチャーに入れ替えて出すとか(なかなかできない!)。

ハレノヒ、とまではいかなくても、時間や自分、相手を大事にしたいときに使う器!という感じでしょうか。

「アトリエビスク」の器は、ほとんどが無地で色も白や淡い色になっています。それがまた、なんとも上品。

あぁ、長くなってしまいました。ということで、「アトリエビスク」の太田さんが今回『嘉麻と波佐見の作家市』に出展してくださることになりました。
「まだ商品数があまりなくて」ということなので、購入予定の方は早めの来場がオススメです。

アトリエビスクさんの情報は、インスタグラムatelierbisqueで検索を!


嘉麻と波佐見の作家市
会場/西の原 モンネポルト(長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4)
日程/9月29日(日)
時間/11時〜17時
入場/無料

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